良い本の選び方 読む本を間違えない
こんにちは、ナカムラエイタです。
今日は、良い本と出会うための、本の選び方を紹介します。
本って、無数に存在しますよね。無数の本の中から一冊を選んで読むわけですから、良書を選ぶっていうのは至難の技ともいえます。どうやって選べば良いのか困ってしまいますよね。
しかも与えられている時間は有限です。何冊も読んでみるわけにはいきません。
目まぐるしく状況が変わる世の中において、必要な情報も刻一刻と変わるわけです。今仕入れたい情報や勉強したい事があったときに、円滑に、適切な本を選ぶスキルが必要です。
これは、何度も繰り返し試行錯誤する中で身につくスキルだと思います。
調査によれば、1年で本を5冊も読まないという人が大勢います。5冊しか読まないのに、選ぶ本を間違えたらとてももったいないですよね。
「購入された書籍全体の95%が、読了されていない」「購入された書籍全体の70%は、一度も開かれることがない」というデータもあります。
これは、良い本ではなかったからという理由だけではない思いますが、良い本を選ぶスキルが高ければ、読まずに置きっぱなしにする本も減る事でしょう。
また、本を途中で「敢えて」やめることは、全く悪いことではなく、むしろ賢い意思決定でもあります。それはぼくの「 ぼくが年間100冊の本を読む7つのコツ」の記事の中で紹介しています。
しかし、「つまらない本を選んでしまった」「難しくて理解できない本を買ってしまった」だから途中でやめるというのはとてももったいないことです。その時間とお金で、もっと適切な本を読むことができたのですから。
いずれにせよ、良い本を選ぶスキルは非常に重要です。
サラリーマンをしながら1年で100冊読むぼくが実践している「良い本の選び方」を紹介します。
良い本当とは何か
自分のためになる本ってことだと思います。
- 知りたい、学びたいと思っていたことについて、体系的に説明してくれる本。
- 場合によっては、求めていたこと以上の内容について知識を与えてくれる本。
- 著者の見方、捉え方、考え方、分析を通じて事象を理解させてくれる本。
- 著者の言いたいことや主張が、自分をインスパイアし、影響を与えてくれる本。
- それが自分の知識蓄積や、持論の形成、成長や意欲向上につながる本。
こんな本が良い本だとぼくは思います。
知りたいことがあった時、普通はまずgoogle検索しますよね?Wikipediaを読めば相当詳しくしることができます。
しかし、さらに深く、あるいは広く知りたい、また考え方や見方、主張に触れたいと思ったとき、これはもう本を読むべきでしょう。ネット記事は正直、誰でも書けるものです。言ってしまえば、薄いものが多いし、間違いやウソが入っている可能性は十分にあります。そうと割り切って情報を見にいくのは問題ないと思います。
多くの場合、本は違います。本は専門家が書いています。体系的に物事を説明し、その人の考え方や主張が論理的に展開されます。クオリティも高いし、信頼性も高いです。そうでないと出版社が出版しません。
知的好奇心に突き動かされた時に、本を開く。本を読んで筆者の考えに触れ、知的興奮が花開く。そういうものを良書というのです。
尊敬する人におすすめの本を聞く
さて、では具体的にどうやってその良書を見つけるかです。
ひとつは、尊敬する上司や先輩、友人や知合いに聞いてみることです。
「何か役に立った本がありますか」「どういう本で勉強されましたか」と聞けば、最短距離で、良書にたどり着ける可能性は高いでしょう。
近くに該当する人がいなければ、尊敬する著名人、youtuber、ブロガーのおすすめを見てみるのも良いでしょう。
不用意にネットのおすすめを見るという意味ではなく、あなたが尊敬する人物が何を読んで影響を受けたのか、役に立つと思っている本が何なのかを参考にするという意味です。
あなたがその人のようになる、ひとつの道と言えます。
本屋で探す
疑問や関心が生まれた時、本屋へ行ってみましょう。
本屋の陳列の仕方には、本屋なりの提案の意図があって、それはgoogle検索で本の情報を受け取るのとはまったく違った経験になりますよね。
本屋は本のプロフェッショナルです。
良い本、良くない本、売りたい本、売りたくない本、売れる本、売れない本を熟知して、本を提案陳列してくれています。
ジャンル別に並べたり、おすすめコーナー、新刊コーナーを作ったり、話題の本や、売れ筋の本を平積みにしたりと、工夫が凝らされています。
売れる本が、あなたにとって良書とは限りません。その辺の見極めは必要です。
インターネット検索ではたどり着けない
偶然の出会いがあるのも本屋でしょう。
手に取ってみれる事も大きなメリットです。
内容が簡単すぎないか、難しすぎないかもチェックしておきましょう。
本屋の雰囲気は落ち着いていて、知性をくすぐる空気感がいいですよね。カフェ併設の落ち着いた本屋は好きですね。
前書き、目次、後書きを読む
手に取ってみたら、本当にその本は時間をかけて読む価値があるかを考えてみましょう。
kindle でも無料サンプル版で前書きと目次ぐらいは読むことができます。
前書きで筆者がどんな考えでその本を書いているか分かりますし、目次で本の構成を把握するということができます。目次は、各章を一言でまとめた物であり、エッセンスを詰め込むべく、筆者も考えに考えて付けているはずです。
自分が求めているものとズレているかズレていないか、興味があるか無いか、概ね把握することができます。
書評サイトをチェックする
ぼくが信頼している書評サイトは「書評空間::紀伊国屋書店」です。
booklog.kinokuniya.co.jp
書評家も厳選されていますし、内容もしっかりしているので、気になる本をまずここでチェックして参考にしています。
ぼくは見ていませんが、下記のような書評サイトもあるようです。
HONZ 」や「 BOOK asahi.com 」
自分が信頼できる書評サイトや書評家を見つけておくと良いですね。
google検索で出てくる、初見の個人ブログはちょっとね、申し訳ないけどあんまり参考にしないようにしています。
ブログは何の資格も経験もない人でも書くことができますから、この点は注意が必要です。
信頼のおける、いつも読んでいるブロガーのオススメであれば話は別です。
本の要約サービス
ぼくは良書を効率良く見つけたいので、flier を利用しています。
10分で読める要約を提供してくれるサービスです。通常、1冊4〜6時間かかる本を10分で概要をつかめるのでとても役立っています。
ビジネス書を中心に、教養書や実用書が豊富に取り揃えられています。その分野に詳しいライターが書いていて、出版社と著者の許可を得た要約がアップされているので、内容の信頼度も非常に高いです。
ぼくがかつてNYにいた時は blinkist というサービスを利用していましたが、これの日本版サービスという感じですね。
以上、「良い本の選び方」いかがでしたか?
素晴らしい本は、得られるものが多いです。自分の人生を変えてくれることもあるし、壁にぶち当たった時に立ち返る言葉を見つけたりすることができます。
世界を知れるし、知を与えてくれます。
限られた時間を生きているので、無駄な本を読んでいる場合ではありません。
参考になればと思います。
そして、たくさんの本の内容を覚えるコツは下記の記事も読んでみてください。
lucas-fernandez.hatenablog.com
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